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2024.06.14

業務プロセスとは?わかりやすく解説

「業務プロセス」とは何か、説明できますか?

「業務プロセス」という言葉の意味は、最も簡単な言い方をすれば「業務のプロセス」です。
「プロセス」という言葉は様々な場所で使われており、手順や工程などを意味することは広く知られているので、「業務プロセス」とは何なのかまったく想像できないという方はごく少数だと言って差し支えないでしょう。

しかし、言葉の意味は簡単に理解できる一方で、その実態(「業務プロセス」とはどのようなものなのか)や、どのように業務プロセスを知ることができるのかどのようにして改善すべきか、といったことはあまり知られていないように思われます。

今回のコラムでは、業務プロセスの概要だけでなく、業務プロセスを把握する重要性や、業務プロセスの改善をする際の手法をご紹介いたします。

「業務プロセス」の定義

「業務プロセス」は様々な言い方で説明することができますが、ここでは「特定の目的を達成するために行われる、一連の業務の流れ」と定義します。

たとえば、製造業においては「注文を受けて、商品を生産・出荷し、代金を受け取る」という大まかな””流れ””があります。
もう少し細かく言えば、生産をする前に必要資材を調達したり、その代金の支払処理をしたりといった諸業務も発生していることでしょう。
このような、目的達成までに行われる業務と業務のつながり、すなわち””流れ””が「業務プロセス」というわけです。

なお、各業務の詳細、つまり手順ベースでのより細かな流れを表すのがは「業務フロー」です。
業務フローについては下記コラムをご参考ください。
(参考:作って終わりにしない!業務フロー図活用のポイント

業務プロセスを把握することの効果

その業務の担当者や管理職の方であれば、特別なことはせずとも大まかな業務プロセスは把握できていることでしょう。
しかし、業務プロセスが誰かの頭の中にあるだけという状態のは非常にもったいないことです。

 

業務プロセスをドキュメントなどで明らかにすることで、下記のような恩恵を得られます。

 

①:関係者との共通認識を持つことができる
 業務内容や手順などを明らかにすることで、その業務に関係する人/組織との間に、共通認識をもつことができます。
 それによって、業務の円滑化や、エラー・トラブルの防止につながります。

 

②:業務改善の基礎情報となる
 「何となく」で業務改善に着手すると、失敗しやすくなります。
 業務プロセスを把握し、可視化されていることで、無駄なプロセスや潜在的リスクを発見しやすくなります。
 体感ではなく根拠をもって、「AをBにするためにこの施策を行う」という決断ができるようになります。

 

③:業務標準化
 その業務においてすべきことを洗い出すことで、業務や品質の標準化につなげることができます。
 同様に、未経験者を早期戦力とするための手がかりにもなります。

業務プロセス改善の手法

「業務プロセスを可視化するだけで満足してしまう、または次の一手がわからない/踏み出せない」というのは、企業の業務改善が頓挫してしまう””あるある””のひとつです。

業務プロセスは、組織内外の動きや状況に合わせて常に見直し続ける必要があるものです。
特に近年は、多種多様なSaaSツールやクラウドサービスの登場、日進月歩に発達するAI技術などの影響もあり、業務プロセスを更新することのインパクトはこれまで以上に大きくなっています。
今までのやり方を踏襲し続ける企業と、最新ツールを取り入れつつ業務プロセスを改善し続けている企業のどちらがより高い企業競争力を維持できるかは言うまでもないでしょう。
(参考:中堅中小企業の競争力強化に向けたDX推進の3つのポイント

業務プロセスを改善する手法のひとつとして、下記の4ステップをご紹介します。
※各ステップの詳細は、ページ下部に記載の無料資料にてご説明しています
①:現状調査
 ・業務プロセスを理解する
 ・事象を分析する
②:課題の特定
 ・問題を論理的に分解し、課題を特定する
③:施策検討
 ・課題解決のための具体的な施策を考える
 ・費用対効果を算出する
④:施策実施・効果検証
 ・解決策に優先度をつけたうえで実施する
 ・施策の実施後、効果検証を行う

ここまで見てきたように、業務プロセスは適切な手法で明らかにしたうえで見直し続けることが重要です。
下記資料では、本コラムでご紹介した内容の詳細や図解と併せて、「業務プロセス改善のフレームワーク」をいくつかご紹介しています。ぜひお役立てください。

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