この情報化社会において、自社に蓄積したデータを活用しない手はありません。
その手助けをするのがBIツールですが、そもそも「BI」とは何でしょうか?
すぐに答えられない方は要注意です。BIをきちんと理解して
活用できている企業とそうでない企業とでは、大きな差が開いてしまうことでしょう。
本コラムでは、BIの概要をはじめとして、その重要性や活用方法などをわかりやすく解説いたします。
「BI」とは?
BIとは「Business Intelligence(ビジネス インテリジェンス)」の略称で、ビジネスにおける適切な経営判断や意思決定を下すための仕組みや手法を指します。
BIを実現するために用いられる「BIツール」では、企業の持つデータを網羅的に分析したり、見やすいグラフや表に加工したりすることが可能です。システムなどで蓄積した社内データを”見える化”できることで、これまで以上に柔軟かつ正確な経営判断を図ることができます。
有名なBIツールとしては、下記のようなものが挙げられます。
・Microsoft PowerBI(Microsoft Corporation)
・Looker Studio(Google LLC)
・Tableau(Tableau Japan 株式会社)
・Oracle BI(日本オラクル 株式会社)
・Domo(ドーモ株式会社)
BI活用の重要性
BIを取り入れる重要性は、BIと強く結びつく考え方である「データ駆動(=データドリブン)」から説明することができます。
近年 注目を集めているこの考え方は、端的に言えば「収集したデータの分析結果にもとづいて」といったような意味になります。
BIツールを用いることで、経験・勘・思い付き(主観)ではなくデータ(客観)を根拠とした「データ駆動型意思決定」が可能となり、社内外の要因を考慮した柔軟な判断や、事業リスクの回避、リソースの有効活用、事業戦略のブラッシュアップなどを図ることができます。
また、データの取り扱いに長けているAI技術の発展も、BI活用への追い風となっています。
BIの活用方法
BIツールの多くでは、主に以下のような3つの要素をリアルタイムに実現することができます。
1:データの収集
Excelやスプレッドシートなどの表計算ソフトのデータだけでなく、SaaSツールやERPシステムなどに蓄積されたデータもBIツールに集約し取り扱える。
2:データの分析
収集したデータをもとに分析する。近年ではAIを活用した分析が可能なBIツールも登場しており、より効率的かつ多角的な洞察を得ることができるようになっている。
3:データの可視化
収集したデータやその分析結果などを、グラフや表の形式に見やすく加工する。ツールによってはレポートの出力も可能で、容易に社内共有や経営層への報告ができる。
下記の資料では、本コラムで解説した内容の詳細と図解に加えて、業界別のBI活用イメージや、BI活用のための必須事項をご紹介しています。BIツールの活用をご検討されている方は、ぜひ手元資料としてご活用ください。